住宅ローンは中古戸建て物件の購入時も使える?条件についても確認

新居を購入する際は、多くの人が住宅ローンを利用するでしょう。ところで、新築住宅ではなく、中古の戸建てを購入する際でも住宅ローンは問題なく利用できるのでしょうか。今回は、中古戸建てを購入する場合の住宅ローンについて気を付けておきたい点を見ていきます。
中古戸建て物件でも住宅ローンは申込可能?
中古戸建て物件を購入する場合も、住宅ローンの申し込みは可能です。ただし、以下の点に気を付けてください。
金融機関によっては申込制限があることも
住宅ローンの申込条件は、金融機関ごとに異なります。なかには、中古戸建て物件購入時の住宅ローンの場合、「建築年数30年以内のものに限る」という条件を付けている金融機関もあるなどさまざまです。もし、古い物件の購入を検討しているのならば、建築年数も気に留めておきましょう。
担保評価額に注意
住宅ローンの審査の際は、収入や就業状態と同様に購入する物件も審査対象です。古い物件の場合は、新しい物件に比べて担保評価額が下がるケースが多いため、新築物件よりも借入可能金額が低くなる可能性もあります。
中古戸建ての購入時は住宅ローン控除についても要確認!
中古戸建て物件を購入する場合は、住宅ローン控除についても確認しておきましょう。住宅ローン控除の適用可能条件の中に、「家屋が建築された日からその取得の日までの期間が20年以下であること」という項目があるためです。
ただし、建築から20年以上経過した住宅であっても、新耐震基準に適合している住宅であれば、住宅ローン控除の利用ができます。新耐震基準に適合していることの証明には「耐震基準適合証明書」の取得が必要です。取得には時間も費用もかかるため、確定申告時期に間に合うように時間に余裕を持って申請しましょう。
要検討!リフォーム・リノベーションはいつ行う?
中古戸建て物件を購入したら、さらに住みやすくするためにリフォームやリノベーションを行いたい人もいるでしょう。もし、入居前にリフォーム・リノベーションをするのならば、「中古戸建て物件の価格+リフォーム・リノベーション費用」を合わせた金額を住宅ローンで借り入れすることもできる金融機関もあります。
また、物件購入費用とリフォーム・リノベーション費用を一緒に借り入れしたい場合は、リフォーム・リノベーション工事の見積もりが必要です。忘れずに取るようにしてください。
中古戸建て購入後にリフォーム!住宅ローンはどうする?
入居後に気になる部分ができて、リフォーム・リノベーションを行う場合の借り入れはどうすればいいのでしょうか。一般的には、「リフォーム部分はリフォームローンを使う」と感じている人も多いかもしれません。しかし、審査の面から「住宅ローン」「リフォームローン」の2本のローンを組むことは非常に難しいといえるでしょう。
そこで、検討いただきたいのが「今返済中の住宅ローン+リフォーム・リノベーション費用」を「住宅ローンの借り換え」で調達するという方法です。この方法ならば、住宅ローンは1本ですみます。ただし、住宅ローンの借り換えでは手数料や諸費用も必要です。金融機関によって手数料や諸費用の金額は異なるため、金利とあわせてチェックするようにしましょう。
- 住宅ローン控除の制度について詳しくは、国税庁ホームページ等でご確認ください。
- 本稿の内容は2020年4月2日時点の情報に基づきます。
参考リンク:
SBI新生銀行 リノベーション(リフォーム)資金

たじり ひろこ
- 2級FP技能士
- 証券外務員第一種
株式、債券、金利、為替、REIT等、マーケットの変動がその価格等に影響を及ぼす金融商品を購入する際は、必ず個別金融商品の商品説明書等をご覧・ご確認いただき、マーケットの動向以外に、各金融商品にかかる元本割れなどの固有のリスクや各種手数料についても十分ご確認いただいた上でご判断ください。
本稿は、執筆者が制作したもので、SBI新生銀行が特定の金融商品の売買を勧誘・推奨するものではありません。
- 本資料は情報提供を目的としたものであり、SBI新生銀行の投資方針や相場観等を示唆するものではありません。
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当行では具体的な税額の計算、および、税務申告書類作成にかかる相談業務はおこなっておりません。個別の取り扱いについては、税理士等の専門家、または所轄の税務署にご確認ください。
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- 借入期間は5年以上35年以内(1年単位)、借入金額は500万円以上3億円以下(10万円単位)です。
- 変動金利(半年型)タイプ、変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>は当初借入金利適用期間終了後、お客さまからのお申し出がない限り、ご契約時にご選択いただいた変動金利タイプが継続して適用となります。
- 当初固定金利タイプは当初借入金利適用期間終了後、お客さまからのお申し出がない限り、自動的に変動金利(半年型)タイプが適用となります。
- 変動金利(半年型)タイプ、変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>、当初固定金利タイプを利用されている方は、金利変更時に当初固定金利タイプをご選択いただくことも可能です。ご選択にあたっては、手数料5,500円(消費税込み)がかかります。
- 各金利タイプは、金利情勢等により、やむを得ずお取り扱いを中止する場合もございます。
- SBI新生銀行ウェブサイトにて、借入金額や借入期間に応じた毎月の返済額を試算できます。
- 事務取扱手数料は安心パックをお申し込みの場合110,000円(消費税込み)、お申し込みされない場合55,000円(消費税込み)、変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>をご選択の場合、借入金額に対して2.2%(消費税込み)を乗じた金額となります。それ以外に抵当権設定登録免許税、印紙税*、司法書士報酬、火災保険料等がかかります。*電子契約サービスをご利用の場合、印紙税は不要ですが、別途電子契約利用手数料5,500円(消費税込み)がかかります。
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- パワーコール<住宅ローン専用>、SBI新生銀行ウェブサイトにて商品説明書をご用意しています。
- 当行の住宅ローンを既にご利用中のお客さまにつきましては、当行で借り換えをすることができません。
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[2023年8月25日現在]